fc2ブログ

耳コピ入門(心構え)

CDなどを聴いて、コードやソロを耳で聴き取り
同じように自分で演奏してみる事を
耳コピすると言います。
耳を使ってコピーする!
略してと言うより少し縮めて耳コピですね!

この耳コピですが、最初はとても難しく感じる作業です。
ギターはけっこう弾けるのに耳コピは苦手。
一生懸命に何度もCDを聞き返したのにコードも何か解らない〜
カッコいいギターソロを耳コピしたいのに、
最初の1音すら何の音か解らない〜
そんな苦い経験をして、あきらめてしまった人も
多いのではないでしょうか?

そんな方にまず言いたい事は
今あきらめても全然OK!

えっ?あきらめて良いの?

ハイっ!!
あきらめて問題ないでしょう
私は何度もあきらめました。
何度も投げ出しました!

そんな根気の無い「努力」という行為が苦手な私でさえ
今では周囲の同業者が羨むほど耳コピが
出来るようになったのですから!

昔は「もう無理!やめた!」っと
投げ出して、耳コピをあきらめた曲が
今、聴いてみると簡単に聴き取れます。
「以前は何で出来なかったのかな〜?」
と不思議に思える程です。

今回のブログでは私の体験を元に
耳コピが出来るまでの道のりをご紹介致します。

「最初は目から」
どうしても弾きたい曲の耳コピを断念したら
楽譜屋さんや楽器店の書籍コーナーに行って
売ってないか探してみましょう!
出版されてるなら買って来れば
答えはそこに書いてある訳ですから

出版されてなかったら
インターネットで検索して見ましょう
個人のサイトやブログでも
けっこう譜面やコードシートがアップされてます。
今日見つからなくても来週には
誰かが耳コピしてアップしてるかもしれません

私のブログでもAngelo DebarreやTchavo Schmitt,
Gary Potterの超マニアックな譜面をアップしてます。
あまりにマニアック過ぎて欲しがる人がいない位です。
.........(涙)........
皆さんが探してる曲がネットで
しかも無料で手に入る確率はかなり高いです。
耳コピ出来なくても
TAB譜やコード譜を目で見て弾いてみれば
それは立派な練習ですよ!

「次も目から」
歌本(うたぼん)ってご存知ですか?
流行曲の歌詞やコードが何曲も載ってる曲集です。
これは良い教材になります。
テレビで流れてるヒット曲のコードが
一目で分かるんですから
こんな便利な本を使わない手はありません!

ここで重要なポイントとして
歌本から選んだ曲を練習する時に
コードを覚えて最終的に本を見ない
演奏出来るようにしましょう!
身体で覚える(手形で覚える)に加え
弾いてるコードネームも言えるように暗記しましょう!
これは後に非常に重要な要素となり
耳コピの土台を作る作業でもあります。
この練習を積み重ねます。
好きな曲のコードを
1曲でも多く覚えましょう!

考えても見て下さい!
自分が弾いた事も無いコードを
耳コピしろ!と言う方が無茶なんです。

歌本から覚えた曲が多いほど
覚えたコードの数も増えますね!
この練習が経験値を高める
とても効果的な方法となります。

「さらに目から」
ここで残念なお知らせがあります。
ブログ読んで下さってる方から
ブーイングが出るのを覚悟で
書かせて頂きます。

「音楽理論を学ぼう!」


ブーーーー!
ブーーーーーーー!
booo1.jpg

ブーーーーー!
Boooo!
Boooooooooooooo!
booo2.jpg


ひぃ〜〜〜〜〜!
こっ!言葉を選ぶの間違えました(汗)...
改めます。反省します!
 
  (反省)
takeda2.jpeg

「少しでもコードの仕組み等の知識を覚えてみましょう!」
ギター雑誌などでもコードやスケールの
入門理論の特集が多々連載されてますよね!
そのような連載を読んでみたり
やさしく書かれた入門書を読んでみると
耳コピをする時に予測が可能になります。

「予測」
例えば入門書で
ツー・ファイブという進行を学んだとします。
Ⅱm7-Ⅴ7-Ⅰ
例、Cの場合Dm7-G7-C
例、Fの場合Gm7-C7-F
ちょっとした知識でも耳コピには
とても強力な武器になります。
1つ1つコードを聞取るのでは無く
上記の例のような横の流れで
まとまって聞こえて来るのです。

またKey(調)が同じなら
曲が違っても使用されるコードに大差はありません。
私は生徒さんにコードの耳コピを指導する時、
先に出てくる確率の高いコード
紙に書き出してみるよう勧めます。

次に聞こえたコードが
明るい(メジャー)暗い(マイナー)かを質問します。
仮にマイナーコードだったとしたら
先に紙に書き出したマイナーコードの中で
どのコードが合うかを弾きながら探してもらいます。
この様なトレーニングを
少しづつ拡張して行くのです。

「ソロも予測」
コードの耳コピだけではなく
ソロプレイの耳コピにも
予測は非常に有効です。
例えばエリック・クラプトンの
「Change The World」のギターソロを耳コピすると仮定します。
1音づつ闇雲に耳コピすると時間がかかりますよね!
もしEmペンタトニックを事前に知っていたら
耳コピは何倍も楽に短時間で可能です。
emp01.jpg

さて今回のテーマ「耳コピ入門」ですが
私の場合はむしろ目から得た
経験と知識によって耳コピが出来るようになった
と言っても過言ではありません。
歌本で沢山のコードを覚えたおかげで
聴き取れなかったコードが聴こえるよになり
基礎的な知識を学ぶ事により
高速なソロプレイや音質の悪い
古い音源からでも予測をしながら
耳コピが出来るようになりました。
ブログの冒頭で
あきらめても全然OK!」と書きましたが
ギターそのものを止めてしまったら
出来る事も出来なくなってしまいます。

大切なのはギターや音楽を続ける事
そうすれば「あきらめた」事は
少し順序を「後回しにしただけ」
と言う事になるのでは?と感じます。

出来ない事があれば他に出来る事をする。
音楽やギターに無駄な努力なんて無い
私はそんな「心構え」で音楽を続けます。



  今回はこの辺で







映画に学ぶギター練習法

映画「僕のスウィング」には、マヌーシュ・ジャズ・ギタリストの
チャボロ・シュミット氏が出演しています。
役柄もギタリストで、演技やセリフはともかく、
素晴らしいギタープレイを映画の中で、披露しています。

swing001.jpg

映画の中でロマの少年が、ギターを習ってるシーンがあります。
曲目はLes yeux noirs邦題「黒い瞳」で
チャボロの伴奏にのせてソロを弾きます。

calo22.jpg

ss2.jpg

その光景を見ていた主人公とヒロインの少女も楽しそうに、
肩を揺らし笑顔がこぼれる場面です。

ss1.jpg

私が注目したのは、ソロを弾く少年のフレーズです。同じようなフレーズを何度も弾くのです。ロマ民族のギター指導法は、先生が対面で子供にお手本を見せて、覚えるまで根気強く指導するそうですが、習ったフレーズを覚えて、自分の物にする事により、リズムを変化させたり、他の曲に転用したりなど、アドリブ(即興演奏)の基礎を学んでいくのでしょう。今回ご紹介するプリントは、映画で使われたフレーズを2つに絞り、コード進行もDm-Gm-A7の3つにして、よりシンプルな練習が出来るように作りました。
映画に学ぶ01

下の画像でフレーズの指板イメージを見て下さい。トニックのDmとサブドミナントGmのフレーズはフレットをずらしてるだけで、同じフレーズです。
Les+yeux+noirsアルペジオ1-1

映画ではサブドミナントにB♭コードも使ってますが、最初はシンプルに下の画像パターン1を使えば、ソロも2種類のフレーズで練習出来ます。
Les+yeux+noirsコード#3-1

もし友達と二人で練習できるなら一人がコードを弾き、もう一人が今回紹介した2つのフレーズを弾き分ける練習を交互に繰り返すのはいかがでしょうか?
映画のシーンとそっくりな光景になりますよ!

max1.jpg

実は上記プリントを元にLes yeux noirsのMIDIファイルを作って、このブログに貼付けたのですが、iPadやiPodTouchで試したら再生できませんでした。(涙)MacではファイルがダウンロードされQuickTimeで再生出来たのですが、とりあえず外しました。今後もう少し勉強して、このブログで音が聴けるようになればと思います。


部分練習 ♬

生徒さんがギターを練習する時に、曲の最初から最後までを通して練習する方が多いです。気持ちは分かりますが、やはり難しい箇所や苦手な部分を取り出して、重点的に練習するのは大切です。レッスンで楽譜の途中を指差し「この部分から弾いて下さい」っと言われると「うっ!途中からだと混乱!!」〜戸惑ってしまう生徒さんも多いです。曲中のパッセージを半分のテンポでゆっくり弾いて見せ「私と同じようにゆっくり弾いてみて下さい」とお願いすると「ゲッ!ゆっくり弾こうとすると自分がどの指で押さえてたか解んなくなる〜〜!!などなど」つまりは最初から最後までの流れで覚えている場合が多く、間違えたら最初から弾き直すクセにつながったりします。そこで部分練習をして頂くための1曲を分割したプリントを作り、曲をポイントごとに練習してもらったりします。例えばクラシックギターの生徒さんに人気のローラン・ディアンス作曲「タンゴ・アン・スカイ」をレッスンする場合も曲の最初からではなく、部分練習のプリントから練習してもらます。画像は楽譜制作ソフトのフィナーレで作ったプリントをiPadのFinale SongBookというアプリで開いてる場面です。再生速度を変えられるのでテンポをゆっくりにして練習すると効果的です。tango0702.png
画像のプリントではTAB譜を楽譜より大きく作りましが、私の教室では音楽のジャンルに関係なくTAB譜より楽譜を多く使ってレッスンしています。臨機応変に図形やTAB譜を使う事もありますが、生徒さんにはゆっくりでも楽譜を読めるように努力して頂いてます。タンゴ・アン・スカイの部分練習プリントにはすべてTAB譜を付けましたが、楽譜よりTAB譜を大きく書いた理由は印刷した時に数字が見づらかったので拡大しただけです。出版されている楽譜の倍の音価(八分音符を四分音符)で書いたのも視覚的に見やすいプリントにしたかったのが理由です。最終的には本来の楽譜のみで練習していただいてます。TAB譜が悪いというのでは無く、楽譜の良い部分を優先しているとご理解下さい。


プロフィール

幸塚淑夫

Author:幸塚淑夫
Yoshio Yukizuka
 ♪ギタリスト♪
  東京都
 ♪ギター演奏
 ♪作曲&編曲

地下鉄成増駅より徒歩1分のコスモホール金曜日と月~土曜は徒歩5分ほどのプライベートスタジオでギターの個人レッスンをしています。このブログでもギター練習に少しでも役立つ情報をご紹介できれば嬉しいです。♪♪♪

最新記事
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

教室リンク
過去の記事一覧

全ての記事を表示する