悲しくてやりきれない
教立大学4年生の山本秋平は、
叔父のコネで就職も決まり
最後の学生生活を満喫しようと思っていた。

教授から呼び出され研究室へ
この瞬間から秋平の大学生活は
予想もできない方向へと進んで行く

穴山教授「最低の成績だね」
「単位もギリギリ」
「君は僕の講義を取っている
それも皆勤賞だ
だけど不思議な事に
君と会うのは初めてだ。
良い友を持つ君は、
いい奴かも知れないが
単位はあげられない!
僕は君の卒論指導教授という事になってる」
「知ってた?」
秋平「いっ、いいえ」汗...

教授「きみ学校、何しに来てんの?」
思わず笑ってしまう主演の本木雅弘さんと
穴山教授役の柄本明さんの会話!
物語は卒業に必要な単位をあげるので
廃部寸前の相撲部を救うために、
1回だけ試合に出て欲しい!
という穴山教授の提案から始まります。
秋平は渋々ながらまわしをつけることに!
正式な部員は大学に8年在籍している
青木(竹中直人)のみ

秋平と青木は部員をスカウトし
学生相撲三部リーグ団体戦に挑みます。

結果は惨敗。
試合後OBに罵られます。
「一回でも勝ってみろ!」

売り言葉に買い言葉
秋平は立ち上がり叫びます。
「勝ちゃいいんだろ!」
「勝ってやろうじゃないか!」
「絶対勝ってやる!」

この一言で相撲部を続けるはめに
英国からの留学生スマイリー君をスカウト
相撲部にある神棚を指差し
「あれは何ですか?」
と質問するスマイリーくん!

青木「神棚だよ、神様をかざるんだ」
スマイリー
「ここキリスト教の大学、違いますか?」
マネージャーとして立派な体格の正子も入部
働き者の正子(まさこ)
汚れたまわしを洗おうとします。

青木「だめだよ!」
「まわしは洗っちゃいけないんだ!」

秋平「うそっ!」
青木「本当だよ」
春雄「僕のまわし誰のお古?」
青木「知らないよ」
秋平「本当に洗っちゃだめ?」

青木「うん」
春雄「1回も?」
青木「うん」
春雄「まわしって最低だね」
青木「うん」

部員たちは夏合宿へ

このシーンで流れる曲名は
「悲しくてやりきれない」
作曲:加藤和彦
作詞:サトウハチロー
ザ・フォーク・クルセダーズのナンバーを
おおたか静流さんが独特な美声で
カヴァーしています。
譜面でご紹介

歌詞
胸にしみる 空の輝き
今日も遠く眺め 涙を流す
悲しくて 悲しくて
とてもやりきれない
このやるせないモヤモヤを
誰かに 告げようか~
iPhone動画
演奏 幸塚淑夫
興味のある方は是非CDを!

フォーク・クルセダーズのCDも良いですね

合宿で部員たちは多くの事を学びます。
厳しい特訓を重ねいざ戦いへ

土俵上で神に祈るクリスチャンの
田中豊作(田口浩正)

審判に注意されて抗議する秋平
「信仰の自由を抑圧するのか!」

部員一丸になって勝負に挑みます。

はたして勝負の行方は?
第16回日本アカデミー賞最優秀作品
監督、脚本:周防正行
DVD「シコふんじゃった」
オススメです!

今回はこの辺で