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部分練習 ♬

生徒さんがギターを練習する時に、曲の最初から最後までを通して練習する方が多いです。気持ちは分かりますが、やはり難しい箇所や苦手な部分を取り出して、重点的に練習するのは大切です。レッスンで楽譜の途中を指差し「この部分から弾いて下さい」っと言われると「うっ!途中からだと混乱!!」〜戸惑ってしまう生徒さんも多いです。曲中のパッセージを半分のテンポでゆっくり弾いて見せ「私と同じようにゆっくり弾いてみて下さい」とお願いすると「ゲッ!ゆっくり弾こうとすると自分がどの指で押さえてたか解んなくなる〜〜!!などなど」つまりは最初から最後までの流れで覚えている場合が多く、間違えたら最初から弾き直すクセにつながったりします。そこで部分練習をして頂くための1曲を分割したプリントを作り、曲をポイントごとに練習してもらったりします。例えばクラシックギターの生徒さんに人気のローラン・ディアンス作曲「タンゴ・アン・スカイ」をレッスンする場合も曲の最初からではなく、部分練習のプリントから練習してもらます。画像は楽譜制作ソフトのフィナーレで作ったプリントをiPadのFinale SongBookというアプリで開いてる場面です。再生速度を変えられるのでテンポをゆっくりにして練習すると効果的です。tango0702.png
画像のプリントではTAB譜を楽譜より大きく作りましが、私の教室では音楽のジャンルに関係なくTAB譜より楽譜を多く使ってレッスンしています。臨機応変に図形やTAB譜を使う事もありますが、生徒さんにはゆっくりでも楽譜を読めるように努力して頂いてます。タンゴ・アン・スカイの部分練習プリントにはすべてTAB譜を付けましたが、楽譜よりTAB譜を大きく書いた理由は印刷した時に数字が見づらかったので拡大しただけです。出版されている楽譜の倍の音価(八分音符を四分音符)で書いたのも視覚的に見やすいプリントにしたかったのが理由です。最終的には本来の楽譜のみで練習していただいてます。TAB譜が悪いというのでは無く、楽譜の良い部分を優先しているとご理解下さい。


プロフィール

幸塚淑夫

Author:幸塚淑夫
Yoshio Yukizuka
 ♪ギタリスト♪
  東京都
 ♪ギター演奏
 ♪作曲&編曲

地下鉄成増駅より徒歩1分のコスモホール金曜日と月~土曜は徒歩5分ほどのプライベートスタジオでギターの個人レッスンをしています。このブログでもギター練習に少しでも役立つ情報をご紹介できれば嬉しいです。♪♪♪

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