麻雀放浪記
1984年製作の映画
「麻雀放浪記」

原作は1969年1月から6月に連載された
小説「麻雀放浪記・青春編」
原作 阿佐田哲也
1929-1989

映画は全編モノクロで撮影され
戦後復興期の時代、風景、
賭博の世界に生きる人々を
見事に映像化してます。
「登場人物」
坊や哲(真田広之)

ドサ健(鹿賀丈史)

出目徳(高品格)

女衒の達(加藤健一)

上州の虎(名古屋章)

映像の他、セリフでも当時の
博打の世界が俗語で表現されます
「よう玄人(バイニン)さんよ」
「また打とう(ぶとう)ぜ」
バイニンとはプロの賭博師の意味
様々な人生模様が
スクリーンに描かれます

さて使用される音楽ですが
やはり当時の流行歌を使い
時代感を出しています。
オープニングで流れる曲は
「東京の花売り娘」
唄 岡晴夫
1916-1970

それでは譜面でご紹介

YouTubeの動画です
当時の博打は勝ってナンボ
イカサマは当たり前
劇中でも色々なシーンがあります。
ローズ(暗号)で牌を教える
まゆみ(大竹しのぶ)

髪を触るのもローズ
(加賀まりこ)

さて音楽の話に戻します。
映画ではバンドのインストですが
キャバレーの裏口で
ドサ健がまゆみを呼び出す場面

アコーディオンの響きが印象的です。
曲は「港が見える丘」
元は平野愛子のヒット曲です。
こちらも譜面でご紹介

YouTubeの動画です
映画の麻雀指導には
宿の雀鬼
桜井章一が指導で参加
必殺ツバメ返しの場面もあります

全自動麻雀卓が主流の今
手積みならではのシーンですね!
「麻雀放浪記」
私の大好きな映画です!
(譜面の採譜元はYouTubeですが紹介した動画では無くSPレコードの音源です)
今回はこの辺で