潮来笠
小高い丘の城跡の
崩れかけた東屋で
その子は父を待っていた
この日の朝には
帰るはずの父であった
それが三つ目の朝となり
四つ目の夜が来て
五つ目の朝が
雨だった.........


昭和歌謡を弾き語り2
特集 橋幸夫
1943年5月3日生まれ
東京都荒川区出身

ブログ冒頭で
ご紹介したのは
ドラマ「子連れ狼」の
有名な主題歌です。
(1971年発売)
ドラマ「子連れ狼」より

絶妙な語り口と歌唱力!
YouTubeの動画をご紹介
遠藤実の紹介で
橋幸夫は作曲家
吉田正の門をたたく
吉田は敗戦間際に
ソ連軍に股間を撃たれ
九死に一生をえた体験から
作品には必ず
生きる喜びや
希望が感じられる
メッセージを曲の中に
込めるようにしていた。
吉田 正
1921-1988

吉田の橋幸夫への
第1印象は
「今の若者にしては、
めずらしく行儀作法を
こころえている」
と言うものだった。
橋は吉田の内弟子となり
17歳で彗星のごとくデビューする
曲は「潮来笠」
(いたこがさ)
橋はこの歌詞を
初めて手にした時
(しおくるかさ)
と読んでしまったそうだ。

それでは譜面をご紹介

YouTubeの動画です
大ヒットしたこの
「潮来笠」で
第11回紅白歌合戦に初出場
以来、紅白の常連となり
歌手としての地位を築く

彼自身が一番
印象に残っているのは
紅白デビューの時よりも
花道から三度笠を
客席に投げた時だと言う
それは紅白初出場から
数えて14回目の時であった。
今回はこの辺で